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2010/02/12

R.I.P Lee Alexander McQueen

今日は良く寝れなかった。
寝る前にAlexander McQueenが自殺した、そんなニュースを見てしまったから





ロンドンで自殺したマックイーンが発見された、40歳。
若すぎる死
ファッション界にとって失ったものは大きい、そして自分にとっても。


エディ、マルジェラ、ヨウジ。彼らは尊敬するデザイナーだ ただそれはあくまでもクリエイションでの話であって、自分にとってマックイーンはクリエイションだけではなく彼の生き様、彼そのものに対して尊敬していた。
もちろん服そのもの、テーラリングやテキスタイル、ショーの見せ方という点も好きだったけどもメディアから叩かれ、女嫌いなどと言われてもとにかく自分のスタイルを貫いたマックイーン。労働階級の家庭からサビルローを経て這い上がった彼の生き様。
彼は自分の目標のデザイナーだ。
服を作る時には彼のデザインをまず参考にしてた
ショーの構成にしてもそう。
レディースもちゃんと見ようと思ったのは彼のショーを見てから。
自分のファッションの幅を広げてくれた。
唯一彼のショーのスケジュールだけは毎回確認し、その日とにかく早く見ようとしていた。
彼のおかげで仲良くなった友人もいる。

自分の目標を失ったことでなんだか唖然としてしまった。


自殺の原因はイザベルか母親か、と言われてるけどそんなことはどうでもいい。結局のところ本人しかわからないのだから。
ただイザベルが亡くなった後はちゃんと持ち直したと思っている。
母親が亡くなったのは先週。その後はマックイーン大丈夫か?というTweetもあったけど最後に「But life must go on!!!!!!!!!!!!!!」と振り切ったかのようにも思えた。
作りたいモノが無くなった、そんな安易な理由ではないと思う


これから残ったブランドはどうなるのだろう。無くなる可能性の方が大きいだろうか
商業的なラインはやろうと思えばやれる。クリエイションなデザインをそこに落とし込める存在がブランド内にいるといわれている。
クリエイションはデザインチームか新しいデザイナー。
当たり前のことだけどきっとデザインが良かったら買ってしまう、なんだかそれが悲しい。
学生だったのでそこまでマックイーンの作品を持っているわけではない、それが悔しい。


比べるようなことではないけどマイケルが死んだことよりもずっと ずっと自分にとっては悲しい。
尊敬する人、目標とする人の死、自分の考え方を変えた存在。
これが追悼したいと思う気持ちなんだと、初めて理解した。
Twitterを見ていて辛かった、温度差が。
先日のショーあるいは今までのショーを批判していた人や、母親が亡くなってたことすら知らないだろう人が「悲しい、つらい」を連呼する。
なんなんだよと。
俺だってマイケルが自分にとってそういう存在ではなかったからそんなに口には出さなかったさ
なんだろう それがより悲しみを増幅させた。
だからマックイーンの話題が消えるまで当分Twitterは見ない。
「HELLS ANGLES  & PROLIFIC DEAMONS !!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
 これが彼の最後のTweet。
 「I'm here with my girl annie tinkerbell wishing kerry the **** happy birthday in NY, your 40 now girl time to slow it down we think.」

今考えるとなんだったんだろう。
彼のニュースを聞く直前になって、いきなり震えだした手の指。
そしてニュースを聞き、泣ききった時に震えが止まった。
こういうこともあるんだ、と初めて思った。
今日はもう一度春夏を見に行こうと思っていたけどなんだかそれも辛い
後悔したくないから行っておこうかな

Requiescat in Pace 安らかに眠れ
R.I.P Lee Alexander McQueen

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